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useful有効求人倍率1.40倍  12月県内24年5ヵ月ぶり高水準

更新日:2017.02.04|お役立ち情報 新着情報 ビジネス

山形労働局が31日に発表した12月の県内雇用情勢によると、有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.09ポイント上昇の1.40倍、正社員の有効求人倍率(原数値)は前年同月比0.16ポイントアップの0.93倍となった。同労働局は県内の雇用情勢について「着実に改善している」とし、9カ月ぶりに判断を引き上げた。

有効求人倍率1.40倍は1992年7月以来24年5カ月ぶりの高水準。正社員の倍率も統計を取り始めた2004年11月以降で過去最高を更新した。一方、求職者は減少傾向にあり、人手不足が続いている。同労働局は「規模の大きな雇用調整が行われた情報もなく、急激に求職者が増えることは考えにくい。建設、医療、福祉は人手不足が強い傾向」としている。

12月の新規求職者(パートを含む全数、原数値)は前年同月比10.3%減の4073人。事業主都合離職者は3カ月連続で減少し、在職者も2カ月ぶりに減った。新規求人数(パートを含む全数、原数値)は9094人で、前年同月比19.6%増。うち正社員求人は19.1%増の4050人で、新規求人に占める割合は44.5%となり、0.2ポイントダウンした。新規求人倍率(季節調整値)は、1992年5月以来の2倍超えとなる2.14倍だった。

新規求人を主要産業別に見ると、本県基幹産業の製造業は21.2%増の1414人と5カ月連続で増加した。人手不足に加え、公共工事の受注がプラス傾向の建設業が28.7%増の1027人、医療、福祉が29.8%増の1708人などとなり、主要7業種全てで増加した。

有効求人数(季節調整値)は2万6145人で前月比6.5%増。有効求職者数(同)は0.8%減の1万8630人だった。

県内ハローワーク別の有効求人倍率(原数値)は全てで1倍を超え、酒田1.75倍、鶴岡1.55倍、村山1.49倍、山形1.47倍、米沢1.32倍、長井1.30倍、新庄1.26倍、寒河江1.08倍。

有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数を示す。全国の有効求人倍率は前月比0.02ポイントアップの1.43倍。正社員の有効求人倍率は、前年同月比0.14ポイント上昇の0.99倍だった。

※山形新聞より抜粋

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