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useful県内の労働者、健康診断で6割に異常 山形労働局15年調査、全国ワースト6位

更新日:2016.10.19|お役立ち情報 新着情報 ライフ 地域

山形労働局がまとめた2015年の定期健康診断に関する調査で、県内で働く人の6割が定期健康診断で何らかの異常が見られたとの結果が出た。全国平均の5割超を上回り、都道府県別ではワースト6位。県内ではここ10年間、60%前後とほぼ横ばいで推移、同労働局は事業者に労働者の健康管理を徹底するよう呼び掛けている。

 県内で常時50人以上の労働者が働く事業者から提出された健康診断結果報告書をまとめた。

 受診者11万8439人のうち、何らかの異常があったのは7万1351人。異常が見られる労働者の割合「有所見率」は60.2%で14年比では0.1ポイントアップした。

 過労死につながる恐れがある脳・心臓疾患に関係する血中脂質(有所見率37.9%)、血圧(同19.8%)、心電図(同15.3%)、血糖(同13.4%)はいずれも前年に引き続き全国平均を上回った。15年の全国平均は血中脂質32.6%、血圧15.2%、心電図9.8%、血糖10.8%。

 主要産業別に見ると、建設業が有所見率73.6%(全国平均62.3%)で最も高く、運輸交通業63.6%(同61.1%)、製造業60.9%(同51.9%)、保健衛生業56.9%(同49.5%)が続いた。商業は51.4%で全国平均の54.8%を下回った。

 有所見率の都道府県別のワースト1位は沖縄県の64.6%。次いで福井県63.9%、秋田県63.6%、長崎県61.2%、青森県61.1%となった。最も低かったのは鳥取県の48.9%。

※山形新聞から抜粋

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