useful豆知識No.14
更新日:2015.09.10|お役立ち情報 新着情報 ライフカラダに良いとわかっていても、食べ過ぎると心配なイメージがつきまとう「たまご」。果たしてその真偽はどうなのでしょうか?
その答えは、ほどよい「量」と「調理法」を知れば、超優秀な美容食材だということ。そこで今回は、長い美容人生に寄り添う「たまごの食べ方」について考えていきたいと思います。
◆「1日1個まで」は、迷信だった!? たまごの正しい栄養学
たまごには、にわとりのひながかえるのに必要な栄養素が凝縮されているため、たんぱく質やビタミン・ミネラルなど、非常に多くの栄養素が凝縮されています。
たまご2個を食べるだけで、1日に必要なたんぱく質の1/4が摂れてしまいますし、栄養代謝に必要なビタミンB2、骨や歯の成長を促すビタミンD、貧血を予防する鉄も多くを補うことが可能です。たまご1個のカロリーは、約90kcalと覚えておきましょう。
※日本養鶏協会HP(https://www.jpa.or.jp/chishiki/no17/005.html)
また、栄養についての主なポイントは、以下5点。
1.美容の基本! 冷え性対策にも! 必須アミノ酸をバランスよく含む
たまごは必須アミノ酸をバランス良く含む栄養食品。これらのアミノ酸から構成される良質なたんぱく質は、肌・髪・筋肉などを作るベースとなります。たまご1個のたんぱく質量は、牛乳200mlと同等。たんぱく質が筋肉を作り、基礎代謝量をあげるという点で、冷え性対策にもなります。
2.気になる脂質(1):コレステロールは気にしなくても大丈夫!
「たまごを食べ過ぎると、コレステロールが心配」という声を聞きますが、これは大きな誤解(脂質代謝等に異常のある人は除く)。
そもそもコレステロールは、体の細胞膜やホルモンを作る重要成分。コレステロールの摂り過ぎが心筋梗塞などの病気の原因となるという説は厚労省の調査結果で否定されていていますし、コレステロールを含む食品が血中のコレステロール値を上げるという科学的根拠はありません。
しかし、そうは言っても卵黄には飽和脂肪酸がしっかり含まれますから、全卵であれば、「1日2個」を目安にすると良いでしょう。
3.気になる脂質(2):アンチエイジングに嬉しいレシチン、コリン
卵黄にはレシチン、コリンというリン脂質が豊富に含まれていて、脳の活性化や老化防止に役立つと言われています。
4.ダイエットの武器に! 白身は低カロリー&脂質ゼロ
1個分のカロリーは18kcalと低カロリー。しかも、脂質がまったく含まれない理想的なダイエット食材ですから、卵黄を除いて白身だけを多めに食べ、綺麗なカラダづくりを目指すのは理にかなっています。
5.「野菜+たまご」の習慣を! ビタミンCと食物繊維は含まれない
先に述べた通り、たまごは「準完全栄養食品」と呼ばれるほどの優秀食材。しかし、ビタミンCと食物繊維は含まれませんから、これらは組み合わせる「野菜」で補充したいところ。きのこ入りゴーヤチャンプルやたまご入り豚汁などがオススメです。