useful豆知識No.26
更新日:2016.07.25|お役立ち情報 新着情報 地域
県、一人親家庭支援へ「子ども食堂」 孤食対策、8月から提供
県は、一人親家庭への支援策として、孤食状況にある子どもを対象に食事を無償で提供する「子ども食堂事業」に新たに乗り出す。山形市内の福祉事業所を活用して食堂を開設し、学習支援などに取り組むNPO法人「県ひとり親家庭福祉会」に事業を委託。8月17日から月1回のペースで、食事の提供を始める。
全国的な一人親家庭の現状として、親が仕事で帰宅が遅くなり、子どもが一人で夕食を食べるという現状が問題視されている。県はこうした事態を踏まえ、孤食になりがちな子どもに夕食を提供し、複数人で食事ができる居場所づくりの準備を進めてきた。
県子ども家庭課によると、食堂は山形市美畑町11の28、山形地域福祉事業所陽だまり内に開設する。食事の提供は8月17日から、毎月第3水曜日の午後6時半~8時に行う予定。同福祉会の学習支援を受ける子どもや、希望者らを対象に受け付ける。県では1回につき10人程度を想定している。メニューなどの詳細は未定。県が国の補助金などを活用して、委託事業として運営していく。
県は本年度、一人親家庭への支援拡充に力を入れており、▽相談業務などを主とする県ひとり親家庭応援センターの開設▽収入の安定化を図るため、資格取得にかかる養成機関への入学から就職の準備まで切れ目ない支援―などを新規事業として展開している。
同課は「県としては初の試み。将来的に民間事業所や地域での波及を狙い、モデル事業として展開していきたい」としている。問い合わせ、申し込みは事業の委託先となる同福祉会023(622)5570。
※山形新聞より抜粋