useful豆知識No.29
更新日:2016.10.12|お役立ち情報 新着情報 地域東根市、子育て支援にスマホ版母子手帳 東北の自治体で初、年度内に提供開始
東根市は子育て支援の一環として、スマートフォンなどで活用できるアプリ「電子親子手帳」を作製する。母子手帳のスマホ版で年度内に提供を開始する予定。家族で子どもの情報を共有でき、父親の育児参加や祖父母の協力を促す。市はごみ分別やイベント情報に関するアプリも導入する方針で、将来的には市内情報を幅広く発信する「総合アプリ」に発展させていく考え。
市によると、電子親子手帳は東北の自治体で初の取り組みという。出産後の予防接種や成長状況などを記入する母子手帳は、活用するのが母親だけという世帯が多い。子どもの成長記録などを家族が気軽に目にする機会を設け、家庭での子育てしやすい環境づくりを支援する狙いがある。
電子親子手帳には成長の記録をグラフや写真で管理できる機能を設ける。健康診断や予防接種のスケジュールの個別通知、子育てに関する情報配信などを受けることができるようにする。市の担当者は「育児に対する家族内の意識が高まるきっかけになれば」と期待する。国の地域少子化対策重点推進交付金を活用し事業費は約300万円。
ごみに関するアプリでは分別方法のほか、居住エリアを登録することで地区のごみ出しカレンダーを確認できるようにするという。イベント関連では市内の観光情報のほか、さくらんぼタントクルセンターやひがしねあそびあランドなどの施設情報も配信する予定。
市は防災情報や教育関連などのサービス追加も視野に入れる。コンテンツを拡充し、将来的には総合アプリとして幅広い市内情報に対応できるようにする考え。市は「ユーザーの幅が広がり、アプリの利用機会も増える。市民生活の利便性を高めるツールにしていきたい」と話している。
※山形新聞より抜粋